現在二世帯で住んでいる木造の家を建て替えるにあたって、私たちと親世帯との間で論点になったのが陽当たりと二世帯の構成の問題でした。現在の家は、二階建で縦割の二世帯住宅、つまり階段が2つあってそれぞれが1階部分と2階部分を持つため、階段1つ分の面積がムダになることと、両世帯が日常生活で階段の上り下りを頻繁にしないといけないことになります。私たちとしては、これが非常に効率悪く感じていたことから、1階と2階に分けた二世帯住宅への建て替えを希望していました。一方、親世帯としても同じ思いはあったのでしょうが、それ以上に陽当たりの悪い1階部分で生活することへの不安感も大きかったようです。 結局、双方の思いが噛み合わないまま、このジレンマをヘーベルハウスの方にぶつけてみたところ、ご提案いただいたのがこのプランでした。私たちとしては、隣家の隙間から午前中の日差しが入る南東の陽当たりをいかに確保するかがポイントだと思っていたのですが、提案プランはリビング・ダイニングにあたる部分を南側の隣家から8m離して日中の陽当たりを確保するという考え方。しかも、しっかり陽当たりが確保されることを、イメージとして見せていただきました。 このARIOSというシステムは、特に私たちのような悩みを抱えた者にはピッタリの「スグレ物」で、四季それぞれの各部屋への陽の当たり方が、間取り図上で1日に何時間くらい実際の日照があるのかを視覚的に理解できるのです。それも、床面だけでなく床面から50cmの高さなどいろいろなパターンで示してもらえるので、具体的な生活の場面として「ここにソファを置けば膝くらいまで陽だまりができる」というようなことをイメージすることができました。 このシステムのおかげで、親世帯も納得し、私たちは安心してプランの検討を進めることができたと思っています。