下馬の住宅
竣工:2003.2
設計:
荒川 圭史
法的に許されるボリュームが厳しかったため、上下の移動は螺旋階段のみとした住宅です。南東の角においた一坪のライトウェルの中に階段と踊り場をまとめて、家中の光を階段室越しにとろうという計画です。螺旋階段だけであることの将来的な不安は、住み替えという手段で割り切っていただきました。
居室との間は三枚の半透明のスライドパネルで仕切る様にし、冷暖房の効率上仕切りが必要な時期にも、ここから光が回っていくようにしています。トイレへ向かう動線もこの三枚のスクリーンでコントロールしています。
玄関を開けると上部から光がふりそそぐ螺旋階段の入ったシャフトが突き当たりに見える。
外部も同じ仕上げ
施主自前の壁面緑化です。
非常にコンパクトですがうまくまとまったと思います。ガーデニングが好きな奥様がとてもきれいにメンテナンスをされていました。
洗面所
階段室見上げ
お客様の感想
竣工後まる2年たってたずねてみました。お客様の言葉をそのまま紹介します。
「2年経っての一番の思いは、『自分たちの住みたい家が造れてほんとうに良かった』ということです。
家族のつながりが強くなりました。 家を造るにあたり、自分たちの老後とか親との同居狭い土地と限られた予算の中で、どういう家を造りたいのか家族3人考える中で、家の可能性とか娘の結婚とか、考慮すべきことはありましたが、私たちの結論は、先の暮らしではなく、今、私たち家族3人が快適に楽しく暮せる家にしようということでした。そして、いま、満足して快適に暮しています。
特に、こだわったのは、
1. キッチン
……料理の得意な夫、広くて素敵なキッチンに憧れている妻、家の食事が一番という娘ですから、今のキッチンは、ショールームを回り、選びに選んだもので、とても満足しています。
2.お風呂と洗面所
……前の家で一番不満なところだったので、新しい家では、長年の夢と憧れを実現。
それ以外で、
玄関まわり
。鏡張り収納と螺旋階段、住居スペースを少しでも多く確保する為に、螺旋階段の提案を頂いた時は、将来の上り下りのことが、頭をかすめ、ちょっとためらいもありましたが、今は、二方をガラス窓に我が家の最もインパクトのあるスペースです。
あと
屋上
。
全く考えていなかったのですが、提案いただいたものです。もう一つ部屋がある感じです。おまけに、富士山も見えるし、玉川の花火もちょっと、見えるし、都心の夜景も綺麗です。30年ちかくここに住んでいたのに、今まで見たことの無かった景色をたのしんでいます。気候の良い季節、天気の良い休日の朝は、屋上で朝食をとります。バーベキューもします。
以上、ほんとうに気に入って、楽しく大切に住んでいます。自慢の家です。ありがとうございました。」
という大変ありがたい話を聞かせていただきました。
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